それは ある夏の日の午後のことでした、、、
私は いつものように ソファーで 昼寝をしておりました
うとうとしていたとき ふと 背すじに 冷たいものと不快な気配を感じ
そ~っと目を開けてみると・・・
なんと 黒猫が 窓のところで
立ち上がって 踊っているではありませんか・・・!!
あいつ、 や、やはり 猫又だったか・・・!
見~た~なぁ~~~っ!!

そいつは 恐ろしい形相で 私のことを見つめました・・・
私は その恐ろしさに
思わず目を閉じ 息を殺して
ただ じっとしておりました・・・

そして・・・
しばらくすると 恐ろしい気配は消え
そいつは 何事もなかったかのように
そこに座っていたのでした・・・

あの時の 恐ろしいまなざしは
今も 脳裏から消えることはなく
あいつの目は 決して見ないようにして
おびえながら 暮しているのでございます・・・
(塩竃市)